TV、雑誌、書籍と競馬予想家として活躍されている夏目耕四郎さんですが、2009年10月よりレジまぐにてメルマガを発行いただいています。
TV等の出演でお忙しい中、メルマガ以外にもたくさんの商品を販売いただいており、開始直後から読者数が群を抜いて多く、常にランキング上位をキープされています。
今回夏目さんに単独インタビューすることができましたので、競馬に対する想い等を存分に語っていただくとともに、失敗談など普段TVや雑誌などではわからない一面も伺うことができました。
- 競馬との出会いは何だったのでしょうか?
きっかけは、中学生の時にたまたまつけていたTVで、天皇賞(秋)を見たことですね。
1989年のレースなのですが、今でもすごくよく覚えています。武豊騎手がデビュー3年目でスーパークリークに乗り、オグリキャップに勝ったレースなんです。
偶然見たTVなのに、釘づけになりました。競走馬の美しさ、観客の盛り上がり、ゴール前の駆け引き、どれも自分がいままで知っていたスポーツでは見たことがないものでした。とても感動したことを覚えています。
私は、野球とかサッカーも好きなのですが、特に“ 競争 ”が好きなんです。オリンピックや、世界陸上、世界水泳などがあるときはほとんど寝られないですね。(笑)
一番速いものが勝つっていうのがシンプルでとても好きなんですよ。
何カ月、何年、そのレース・試合に向けて頑張ってきたものがゼロコンマ数秒で決着するわけです。そのドラマが、たまらなくしびれるんですよね。(笑)
なので、一気に競馬ファンになりました。スポーツ競技としての競馬にはまっていった感じです。
- 天皇賞からずっと競馬ファンでいらっしゃるんですか?
もうずっとです。(笑)
翌週から毎週欠かさずレースを見るようになりました。
馬券は当時購入できませんでしたが、競馬新聞は「親に頼まれて…」等適当な理由をつけて買いにいっていましたね。中学生の時から。(笑)
それに、その頃からいろんなデータをノートにまとめていました。なんせネットもないし、予想に関する本やデータブックみたいなものもない。だから作るしかない。元々データをまとめるのが好きだったので自然と始めていました。
競馬の前は野球のデータをまとめてたんですよ。データオタクだったと思います。(笑)
阪神の掛布選手、真弓選手が好きで巨人の江川選手との対決の時などは全配球をノートにまとめていました。
データをまとめる作業が苦にならないのは、今にもつながっていると思います。
天皇賞から10年くらいはそんな感じで、データはまとめていたものの、実は馬券の方はあまりあたらなかったですね。(笑)
- 何か転機があったのですか?
サイレンススズカとの出会いが大きな転機でしたね。
サイレンススズカはスタート直後から逃げる馬なんですが、最後の直線もめちゃくちゃ速いんですよ。その、競馬の定石に反するようなレースっぷりの理由が、私には理解が出来ませんでした。(笑)
常識的には、逃げ馬は前半は飛ばして逃げていても後半はバテてしまう。追い込み馬は前半がスローで後半にスパートという感じなのですが、サイレンススズカは前半から速いラップで逃げるのに、後半もバテない。なぜなんだろうと、すごく興味を持ちました。
当時、エクウス渋谷というところにあったJRAの資料室のような所に通いつめて、データをくまなく見ました。そこでラップタイムをみてわかったことがあったんです。
サイレンススズカ自体は“ 差す競馬 ”をしていたんです。相対的にみると逃げる馬なのですが、客観的にみると差している。あのペースが彼にとっての“ マイペース ”だったんです。尋常じゃないペースなんですけどね。(笑)
これは“ 各馬によって得意なペースがあるのではないか ”、しっかりとデータとして蓄積できれば、“ 客観的な指標として強さの秘密がわかるんではないか ”と考えたんです。
他の馬が弱かったんじゃないかとか、バテたんじゃないか、そういった相対的な見た目の曖昧な判断ではなく、勝てる馬が見つかるのではないかと思ったんですよね。
- その気づきがあってから的中するようになったのですか?
いえ、さらに10年ほど試行錯誤が続きます。(笑)
絶対的な指標を確立したかった。前走大勝ちしたなどの“ 見た目 ”に騙されない、ぶれない指標。やはり予想の基準となるブレないものがないと、一貫性のある予想ができませんからね。
以前から血統にも興味があり、研究もしました。ただ、知識はあるが使いこなせない。
また、ラップタイムだけに注目しても“ とにかく速い馬が勝つわけではない ”こともわかりました。遅いタイムの時だけ強いという馬もいるんですよ。
そんな時、競馬評論家の大川慶次郎さんがあるレースで「スローペース専門の追い込み馬」という表現をされていてすごくヒントになりました。それは一般的な「競馬常識」とは反する考え方でしたから。
そうして、日夜研究する中で、コースごとのラップタイムの癖というのにも気付いたんです。
そこに、先ほどの各馬自身の個性(ラップの適性等)を組み合わせることで、自分の中の指標・理論が確立していきました。
それらをまとめて体系化しブログにて公開したものが、ラップタイムマイスターという予想理論です。
ただ、予想は“ 総合格闘技 ”みたいなもので、各馬のラップタイム+コース特性だけではなく、血統や純粋な能力、調教、気象条件等さまざまなファクターを加味して、現在はさらに発展させた理論で予想を行っています。
- 順当に進んでこられたイメージですが、大きな失敗はありましたか?
それほど大きな失敗は、しないように気をつけているのですが、つい先日もやらかしてしまいましたね。
前日から寝る時間もなくレースを予想し、馬券を競馬場へ購入しに行った時なのですが、マークシートの購入金額を一桁塗り間違えました。(笑)
自信の勝負レースで、推していた馬の単勝に千円単位で投票したと思っていたのですが、実は桁を間違え、万円単位で購入。結果は3着で、前週の儲けまで全て持っていかれてしまいました。
寝ないで競馬場へ行くときは、(マークシートの)塗り間違えに要注意ですね。(笑)
- そうして試行錯誤して作られた商品に込めた想いを教えてください。
“ 競馬を楽しんでいただく ”ために商品をつくっています。競馬を予想するそのプロセスも楽しんでいただきたい。娯楽なので、楽しめなきゃいけないと思うんです。
儲かることはもちろん大事ですが、“ ただ儲けるだけ ”は目標にはしていません。
単純にお金を儲けたいだけの方は他の予想サイトの商品を見てもらえばいいんじゃないかと思っています。ただ買い目が書いてあるだけで、丸乗りするようなものでは競馬は楽しめないと思うんですよ。
それに、競馬は高度な知能ゲームだと思っていて、それを“ 思った通りに当てることができた ”とき、一番スカッとする。“ 競馬のメカニズムを理解したうえで当てる ”だから楽しい。ストレスも解消できると思うんですよね。
なので、「誰かが言ってるから」とか、ではなく、“ 自分の意志 ”も皆さんの馬券に入れていただいた方がいいのかと思っています。「夏目はこう言っているけど私はこう思う」とか、「夏目はこんなこと言っているけど本当か?」とか、疑ってもらって構わないと考えています。
もちろんプロとして情報を提供しているので、私も真剣に向き合っています。だから提供している予想は的中させますし、印を打つからには根拠があります。根拠があるから外れたときも参考になると思うんです。
そんな“ 気付き ”が芽生える予想を心掛けています。そうやって私の視点や根拠を参考にして競馬を楽しんでいただきたいと思っています。
- たくさんの商品がありますが、ズバリどれから読んだらいいのでしょうか?
もちろんプレミアムが一番いいと思います。(笑)
全ての情報がそろっていますので。
すみません。ちゃんと順を追ってライトなものから説明します。
まずは「レギュラー」
土日で各1レース。メイン(重賞)のレースをピックアップして予想しています。
レース解説+買い目+資金配分。土日の重賞やG1等、大きなレースを楽しまれることが多いお客様向けのコンテンツになっています。
次は「シルバー」
土日の重賞全て。なので2レース以上の提供となっており、「重賞は買いたい」というレギュラーよりも対象レースが多いコンテンツです。
そして「ゴールド」
シルバーにプラスして重賞以外で私が勝負している(実際に馬券を買っている)レースを全て配信しています。実際に私が勝負だと思って購入している馬券・レースで資金配分まで公開しており、的中の際は馬券のキャプチャ等もブログに掲載しています。
また、不定期ですがとても思い入れの強い日本ダービーについて、ダービーに至るまでの各レース(クラシック)の結果分析や次走の狙い目等をまとめた「Road to Derby」というコンテンツも配信しています。
関わる方(調教師やジョッキー等)がどんな想いで挑んでいるか等も提供しており、そのドラマをわかっていただくことで、より競馬が楽しめると思います。
最後に「プレミアム」
人数を限定しているものとなりますが。ゴールドにプラスして「ラップタイム専門新聞」というものが読めるようにしています。ラップタイム専門新聞は私が実際に利用・注目しているデータをまとめた、オリジナルの予想ツール(コンテンツ)です。プレミアムは私の競馬ライフ全てをさらけ出しているコンテンツになっています。
競馬はやはり勝負ごとですので、“ 他の方と同じ予想・情報をみていたらトータルでは負けてしまいます。 ”ですので、他の方が気がつかないような視点や様々なファクターをまとめ、ラップタイム専門新聞として提供しています。この予想ツール(コンテンツ)はまだまだ進化中のものなのですが、お客様のなかではこの「ラップタイム専門新聞」をうまく使いこなして、私より高額の的中をされている方もいらっしゃいます。
全てのコンテンツがオススメですが、競馬への理解が深まり、また私と同じ視点で競馬を楽しめるという意味では、「ゴールド」または「プレミアム」が特にオススメですね。
- 読者様、購読検討様へのメッセージをお願いします。
現在の購読者様には、いつもご購読誠にありがとうございますという想いとともに、これからも一緒に競馬を楽しんで行きたいと考えています。もっとよい予想家になれるよう、日々進化していきますので、末長くお付き合いをいただければと思います。
また、ご購読を検討いただいている方に対しては、一年ほど継続してご購読いただければ、「そうか!」という気付きがたくさんあると思います。2歳から3歳へのクラシック戦線のように、競馬は継続して見ていくことも大事なので、一年間ご購読いただければ競馬力は間違いなく上がると思っています。
競馬のことがよりわかる。→ 競馬力があがる。→ 競馬が楽しくなる。
そうやって長く一緒に競馬を楽しんで行きましょう!!
商品に自分の競馬ライフ全てをつぎ込んでいますので、泣き笑いを一緒に楽しんでもらいたいと思います。
☆夏目さん関連データ
■レジまぐ関連プロフィール
・2008年12月 無料ブログ開始
・2009年11月 レジまぐにてメルマガ発行開始(夏目耕四郎メルマガ 『レギュラー』)
・2010年6月 夏目耕四郎メルマガ 『ゴールド』創刊
・2010年8月 ダウンロード商品「ラップタイムフォーカス「重賞完全攻略ブック」」販売開始
*現在は毎週「夏目のラップ分析・予想専門競馬新聞」の新商品が追加されている
・2011年2月 夏目耕四郎メルマガ 『イースト』・『ウェスト』創刊 (現シルバー)
・2014年7月 夏目耕四郎メルマガ 『プレミアム』創刊
携帯book「1日お試し『ONE DAY ラップタイム予想』」創刊
・2014年9月 『イースト』・『ウェスト』統合 →『シルバー』となる
■直近実績(14年12月時点)
・12月7日(日) 中京 11R チャンピオンズカップ(G1)
*レジまぐサーバ障害により、公式ブログにて買い目公開
馬連 ▲4→◯8 54.7倍 的中
3連単 ◯8→▲4→△12 708.9倍 的中
・12月14日(日) 阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)
メルマガ提供買い目
馬連 ◎16→◯11 22.0倍 的中
馬単 ◎16→◯11 51.1倍 的中
3連単 ◎16→◯11→△4 227.8倍 的中
*直近G1連続的中! 複数馬券で的中の上、3連単で万馬券的中!
■夏目さんの提供されている商品ラインナップ
*商品タイトルをクリックいただければ、商品詳細画面へ遷移します。気になった方は是非チェック!!
○有料メルマガ
・夏目耕四郎メルマガ 『レギュラー』 重賞・メインレース限定最終見解
・夏目耕四郎メルマガ 『シルバー』 重賞・メインレース+東西主場開催最終見解(携帯版)
・夏目耕四郎メルマガ 『シルバー』 重賞・メインレース+東西主場開催最終見解(PC版)
・夏目耕四郎メルマガ 『ゴールド』 重賞・メインレース+全開催『厳選勝負含む』最終見解(携帯版)
・夏目耕四郎メルマガ 『ゴールド』 重賞・メインレース+全開催『厳選勝負含む』最終見解(PC版)
・夏目メルマガ「プレミアム」購読者限定のラップ予想コンテンツ完全パック
○携帯book
・競馬予想家・夏目耕四郎の「1日お試し『ONE DAY ラップタイム予想』」
○ダウンロード商品
・「夏目のラップ分析・予想専門競馬新聞」
*毎週新商品が追加されております。レジまぐの商品検索にて「夏目のラップ分析」と検索いただければ、最新の商品が確認できます。
→レジまぐTOPページへ
■ 著書
*特に、『勝つ馬は「コース形態」が決める!』と『ラップタイム重賞図鑑 2011』はラップ予想に取り組みたい方におススメ!
コースの癖や各重賞のラップタイムがまとめられており、参考書的な利用が可能!
・勝つ馬は「コース形態」が決める! 夏目耕四郎の「使える」コース図鑑(東邦出版刊)
・「ラップタイム重賞図鑑 2011」(KKベストセラーズ刊)
・「ラップ理論の最高峰! 半笑い×夏目耕四郎のラップ思考だけで馬券が当たるメカニズム」(東邦出版刊)
・「なぜラップなのか ウンと儲かるからだ!」(KKベストセラーズ刊)